Feb 21 2017

アクア NHP10 ハイブリッドシステム メインバッテリー交換

2017年02月21日火曜日

皆様こんにちは、お世話になっております。先週になるのですが、トヨタの小型ハイブリッド車である、『アクア』のハイブリッドシステムメインバッテリー(駆動用バッテリー)を交換させていただきました。 今回入庫されたアクアにお乗りのお客様は、兵庫県川西市にお住いの方です。1ヶ月ほど前よりスピードメーター内に警告灯が点灯し、地元の整備工場にて修理をされていたそうです。そちらでメインバッテリー本体の内部異常と診断されましたが、メインバッテリーの価格は新品で、13万円ほどしてしまいます…。こちらのお客様は中古バッテリーの持ち込みでの交換を希望されたようですが、地元のお店ではお断りされたそうです。その後インターネットで調べた所、当店のブログがヒットし、電話での打ち合わせの末に、遠方よりご来店を頂く事になりました。IMG_1969今回入庫したアクアは、平成24年式、走行距離が188099キロの車両です。年式の割には走行距離が多めといった感じでしょうか、画面左寄りのオレンジ色に光るエンジンチェックランプ、下側のオレンジ色に光るランプがハイブリッドシステム異常警告灯です。まずは故障内容の確認の為、診断器を繋ぎます。IMG_0931 IMG_0932電池内部異常が確認できました。IMG_2019 IMG_2017フリーズフレームデータを確認すると、4番のブロックの電圧が低く、こちらが今回の異常の原因のようです。IMG_0937今回持ち込んで頂いたバッテリーは走行1万キロ台の車両から取り外した物です、故障コードは出ていない良品ですが取り付けてみるまでなんとも言えません、それでは交換作業に入ります。IMG_1974アクアのメインバッテリーはリアシート座面下にあります。今回は作業性を考え、シートの座面と背もたれを外して作業しました。IMG_1979先ずはサービスプラグを抜いて10分ほど待ちます。サービスプラグを抜くと、バッテリー内部の回路が遮断されます。IMG_0942回路が遮断されているか確認するために、インバーターのこちらの部分で0ボルトの確認をします。こちらを確認してから作業に取り掛かります。IMG_1976IMG_1978IMG_0945高電圧回路ですので絶縁手袋は必需品です。作業自体は古いバッテリーを取り外して新しい物と交換するだけです。スムーズに行けば2時間ほどで終了します。IMG_0950IMG_1973リアシートを元に戻して完成です。 IMG_1968遠方からお問い合わせいただき、日帰りでの修理ができて良かったです。今回ご来店いただいたお客様は、ペットを車に乗せることが多いようで、IMG_1976こちらのバッテリーを冷却するためのブロワーファン周辺にもホコリが結構溜まっていました。以前当店のブログでも紹介させていただいたハイブリッドバッテリーへの異物混入防止フィルターの、アクア用がございます。ブロワーファンにホコリが溜まるとバッテリーの性能が低下し、トラブルに繋がるだけでなく、燃費が悪化したりするそうです。IMG_9509こちらのフィルター(写真は30プリウス前期用)があれば掃除もかなり楽になります。メンテナンスで寿命が伸ばせるならやらない手はありません。価格も1000円ほどですので、アクアに乗られている方は1度、後部座席右下の通気口にフィルターが付いているか確認されても良いかと思います。

少し話が逸れてしまいましたが、アクアの方は無事に警告灯も消え、ハイブリッドシステムも問題なく作動するようになりました。新品パーツでの修理に予算が合わなかったお客様にも感謝のお言葉をいただき、当店としてもとても貴重な体験をさせて頂けて、とても感謝しております。今回は持ち込んでいただいた部品の程度も良くて、結果的にトラブルが解決しましたが、あくまでも中古部品は程度にはばらつきがある為、当店としては品質を保証できる新品での交換をオススメします。

最近少しずつですがインターネットからのお問い合わせを頂く事が増えています。今回も遠方からご来店いただき、微力ながらもお客様のお力になれて、地道にブログを書いていて本当に良かったと思います。これからも皆様のお力になり続けられるよう、色んな情報をブログにしていきたいと思います!これからもKyoei Japanをよろしくお願いします!!

Jul 08 2016

NHW20プリウス ハイブリッドシステムメインバッテリー 交換作業

2016年07月08日金曜日

皆様こんにちは、お世話になっております。先日、ハイブリッド車に関する講習の記事をアップしました。それを踏まえて今回は当店で実際にNHW20型プリウスのハイブリッドシステムメインバッテリーの取り外し、取り付け作業を社内勉強会という形で実践してみました。まずは簡単にメインバッテリーの役割について説明していきたいと思います。

メインバッテリーの役割

ハイブリッドシステムメインバッテリー、駆動用バッテリーとも呼ばれます。このバッテリーはハイブリッド車の第二の心臓とも言えるモーターを駆動するための電力を貯めておくものです。このメインバッテリーが寿命を迎えるとハイブリッド車として機能しなくなってしまいます。

メインバッテリーの寿命

IMG_0078こちらがメインバッテリーです。20プリウスのハイブリッドシステムメインバッテリーは走行距離約15万〜20万キロで交換時期が来ると言われています。バッテリーがダメになるとメーター内に異常を示すランプが点灯します。IMG_0081リアシート、トランク周りの内装を取り外すとメインバッテリーがあります。あとは固定されているボルトを外し、配線部分のカバーを開けて配線を取り外せばバッテリーを取り外すことができます。

IMG_0082バッテリーを取り外しました。重さが約40キロほどあります。一人で車外に出すのは少しきついです。

メインバッテリーの分解、点検

今回はバッテリーのカバーを外し液漏れなど、不具合が無いかチェックしました。IMG_0093トヨタのマークが入っている部分がコントロールユニットと呼ばれる部品です。IMG_0091IMG_0092

バッテリー上部にあります黒いゴム製のチューブはバッテリーから発生する水素ガスを排出するためのチューブです。劣化して穴が空いていたりするとガスが車内に漏れ出てしまうため交換が必要な部品です。IMG_0088車体につながる配線です。高電圧回路はオレンジ色の線で区別されているのも特長です。バッテリーを外し、逆の手順で取り付けて作業は完了です。IMG_0077作業は約1時間〜1時間半ほどで完了しました。バッテリー本体が重いため二人以上の作業になりますが安全に気をつければ決して難しい作業ではありません。普段は見えない部分にあるメインバッテリーですが見えないだけに気をつけていただきたい点があります。

メインバッテリーの冷却ファン

IMG_0118リアシート脇にありますこちらのダクトがバッテリーを冷やすためのファンの通気口です。バッテリーが囲われた場所にあるためダクトを使い冷たい空気を導入する仕組みです。またリアシートを外して組み付ける時にダクトがきっちり入っているか確認する事も重要です。

またこの通気口を塞いでしまわないようにしてください。最悪の場合バッテリーがオーバーヒートしてしまう場合がありますので注意が必要です。

最後になりましたがメインバッテリー交換はまだまだ日本では馴染みが無い作業かもしれません。しかし20プリウスもまだまだ現役で活躍している車種ですし30プリウスも走行距離の多い車両が増えてきています。プリウスは故障が少なく長く乗れる車種ですのでこれからメインバッテリーの交換も増えてくると思います。メインバッテリー交換も当店にお任せください。より安全で快適なカーライフを作っていきましょう!