Nov 29 2017

NHP10 アクア ハイブリッドシステム メインバッテリー交換

2017年11月29日水曜日

皆様こんにちは、お世話になっております。今回も県外のお客様からのご依頼で、トヨタ アクアのハイブリッドシステムのメインバッテリーを交換させて頂きました。今回入庫したアクアは平成24年式で走行距離は約89000キロ、メインバッテリーは15万キロを過ぎたあたりから不具合を起こしがちですが今回のアクアはかなり早く症状が出たケースでは無いでしょうか。IMG_6283入庫時には既にハイブリッドシステムの異常がついた状態でした。診断機で確認したところ、『P0A80 電池内部異常』が確認できました。 IMG_6312写真で印がしてある電池ブロック4の電圧が他のブロックより低いです。電圧にバラツキが出ると、バッテリーが充電不良を起こし、異常が出てしまいます。

作業を開始するにあたり、セーフティープラグを外し、インバーターで高電圧回路が遮断されている事(0ボルト)の確認をします。IMG_6293

 

IMG_6308 

0ボルトの確認ができた所で中古バッテリーに載せ替える為にバッテリーを取り外していきます。

IMG_6290

リアシートの座面を取り外すとハイブリッドバッテリーが姿を表します。座面を外すのがとても硬いです。

IMG_6302バッテリー上部のコネクターカバーのオレンジのクリップは、IMG_6298IMG_6297セーフティープラグの下端を使用して取り外します。IMG_6299コネクタを全て外しバッテリーを降ろした所です。今回の修理で気になった点はバッテリー冷却ファンの汚れです。IMG_6306かなり埃が溜まっています。IMG_6307

 

ダクト内もこの通りです…。今回取り付ける中古バッテリーには冷却ファンが付属しておりました。そちらも中古品ですので清掃してから取り付けました。ファンに埃が溜まり冷却機能が低下しバッテリーの寿命を短くしてしまったという事も考えられます。

 

IMG_9509ホコリの侵入を防ぐ為にも通気口に被せるフィルターの装着をオススメします。

(写真は30プリウス用ですがアクア用もございます)IMG_6291

一通り作業も終わりチェックランプが消灯されている事も確認できました。

IMG_6309

試乗しても問題なく、コンピューター上でも異常は見られず無事に作業終了です。ご依頼いただいたお客様からも感謝の言葉をいただけて良かったです。バッテリーの寿命はハイブリッド車のオーナーだけでなくこれからハイブリッド車に乗られる方々もとても気になる所では無いかと思います。使用状況により個体差はありますが、発売当初よりも修理の内容のバリエーションも増えてきました。当店では新品交換だけでなく中古品の有効活用やリビルト品の使用など、お客様に合わせて色々な修理プランをご用意しております。まずはお電話からでも結構ですのでお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。

Apr 17 2017

NHW20 プリウス ハイブリッドシステムメインバッテリー交換

2017年04月17日月曜日

皆様こんにちは、4月15日の土曜日に、大阪府在住のお客様からご依頼を受け、NHW20型プリウスのハイブリッドシステムメインバッテリーを交換させていただきました。今回入庫したプリウスは平成16年式、走行距離が164485キロです。あメインバッテリーは16万キロを超えたあたりから不具合を起こしやすいと言われていますので仕方がないかなといった所でしょうか。

お客様は2月に車検を受けられたばかりで、『車検が切れるまでは乗り続けたいけど高額な修理代は避けたい』と話しておられました。リサイクルバッテリーでの交換も勧めさせていただいたのですが予算が合わず今回は中古品のバッテリーを使用し交換させていただく事になりました。 IMG_3008   今回ご用意させていただいたバッテリーは走行距離約13万キロの車体から取り外した物です。もう少し程度の良い中古品もありましたが、新品のリサイクルバッテリーとの価格差があまりなかった為、お客様との打ち合わせの結果、今回はこちらのバッテリーを使用する事になりました。IMG_3003 バッテリーを取り外す前に故障の内容を確定するための診断を行います。症状がハッキリしないまま作業を進めると、必要ない部品を買ってしまったり等思わぬ出費を招いてしまう事だってあります。IMG_3006

ハイブリッドバッテリ系異常が検出されました、さらに詳しく解析すると、電池内部異常が出ました。IMG_3018こちらの数値を見れば、バッテリーが充電不良を起こし、バッテリー内の電圧にバラツキがあることがわかります。こちらのデーターを確認した上でバッテリー交換作業に入ります。IMG_3010IMG_3013IMG_3014作業は1時間半ほどで完了します。数キロの試乗後も異常は見られなかったので無事に納車です。IMG_936920プリウスは中古市場の相場もかなり下がり、営業車や通勤車など、割り切った使い方をされる場合にもオススメです。性能や燃費も現行車に負けず劣らずです。しかしながら年式的にも過走行な車体も多く、常に付いて回るのがメインバッテリーの寿命ではないでしょうか?

20プリウスの場合はリサイクルバッテリーがトヨタ自動車より発売されていましてそちらは純正バッテリーよりも5万円ほど割安で、10万円を切るぐらいの価格です。走行距離16万キロぐらいから不具合を起こしがちなメインバッテリーですがエンジン自体はまだまだ走れる場合が多いです。バッテリーを変えてでも乗り続ける価値は十分あるのではないかと、当店では考えています。

今回のケースでの修理金額は、

中古メインバッテリー47250円、

工賃17280円、

合計64530円でした。

今回のお客様のように『次の車検での乗り換えが決まっている』等、次の計画がしっかりと出来ている場合は中古バッテリーの使用も良いかなと思います。ただ中古品は品質の保証ができませんのでご理解は必要です。

ハイブリッド車に乗る上で皆様が気になされるメインバッテリーの寿命問題もかなりハードルが低い問題になってきました。メインバッテリーが原因で乗り換えを考えている方も1度ご検討されても良いかと思います。20プリウスだけでなく30プリウス、アクア等も対応させていただきます。お問い合わせフォーム、電話等でお気軽にお問い合わせください。よろしくお願いします。

 

 

 

 

Feb 21 2017

アクア NHP10 ハイブリッドシステム メインバッテリー交換

2017年02月21日火曜日

皆様こんにちは、お世話になっております。先週になるのですが、トヨタの小型ハイブリッド車である、『アクア』のハイブリッドシステムメインバッテリー(駆動用バッテリー)を交換させていただきました。 今回入庫されたアクアにお乗りのお客様は、兵庫県川西市にお住いの方です。1ヶ月ほど前よりスピードメーター内に警告灯が点灯し、地元の整備工場にて修理をされていたそうです。そちらでメインバッテリー本体の内部異常と診断されましたが、メインバッテリーの価格は新品で、13万円ほどしてしまいます…。こちらのお客様は中古バッテリーの持ち込みでの交換を希望されたようですが、地元のお店ではお断りされたそうです。その後インターネットで調べた所、当店のブログがヒットし、電話での打ち合わせの末に、遠方よりご来店を頂く事になりました。IMG_1969今回入庫したアクアは、平成24年式、走行距離が188099キロの車両です。年式の割には走行距離が多めといった感じでしょうか、画面左寄りのオレンジ色に光るエンジンチェックランプ、下側のオレンジ色に光るランプがハイブリッドシステム異常警告灯です。まずは故障内容の確認の為、診断器を繋ぎます。IMG_0931 IMG_0932電池内部異常が確認できました。IMG_2019 IMG_2017フリーズフレームデータを確認すると、4番のブロックの電圧が低く、こちらが今回の異常の原因のようです。IMG_0937今回持ち込んで頂いたバッテリーは走行1万キロ台の車両から取り外した物です、故障コードは出ていない良品ですが取り付けてみるまでなんとも言えません、それでは交換作業に入ります。IMG_1974アクアのメインバッテリーはリアシート座面下にあります。今回は作業性を考え、シートの座面と背もたれを外して作業しました。IMG_1979先ずはサービスプラグを抜いて10分ほど待ちます。サービスプラグを抜くと、バッテリー内部の回路が遮断されます。IMG_0942回路が遮断されているか確認するために、インバーターのこちらの部分で0ボルトの確認をします。こちらを確認してから作業に取り掛かります。IMG_1976IMG_1978IMG_0945高電圧回路ですので絶縁手袋は必需品です。作業自体は古いバッテリーを取り外して新しい物と交換するだけです。スムーズに行けば2時間ほどで終了します。IMG_0950IMG_1973リアシートを元に戻して完成です。 IMG_1968遠方からお問い合わせいただき、日帰りでの修理ができて良かったです。今回ご来店いただいたお客様は、ペットを車に乗せることが多いようで、IMG_1976こちらのバッテリーを冷却するためのブロワーファン周辺にもホコリが結構溜まっていました。以前当店のブログでも紹介させていただいたハイブリッドバッテリーへの異物混入防止フィルターの、アクア用がございます。ブロワーファンにホコリが溜まるとバッテリーの性能が低下し、トラブルに繋がるだけでなく、燃費が悪化したりするそうです。IMG_9509こちらのフィルター(写真は30プリウス前期用)があれば掃除もかなり楽になります。メンテナンスで寿命が伸ばせるならやらない手はありません。価格も1000円ほどですので、アクアに乗られている方は1度、後部座席右下の通気口にフィルターが付いているか確認されても良いかと思います。

少し話が逸れてしまいましたが、アクアの方は無事に警告灯も消え、ハイブリッドシステムも問題なく作動するようになりました。新品パーツでの修理に予算が合わなかったお客様にも感謝のお言葉をいただき、当店としてもとても貴重な体験をさせて頂けて、とても感謝しております。今回は持ち込んでいただいた部品の程度も良くて、結果的にトラブルが解決しましたが、あくまでも中古部品は程度にはばらつきがある為、当店としては品質を保証できる新品での交換をオススメします。

最近少しずつですがインターネットからのお問い合わせを頂く事が増えています。今回も遠方からご来店いただき、微力ながらもお客様のお力になれて、地道にブログを書いていて本当に良かったと思います。これからも皆様のお力になり続けられるよう、色んな情報をブログにしていきたいと思います!これからもKyoei Japanをよろしくお願いします!!

Jul 07 2016

エンジン電子制御及びハイブリッド車の基礎講習会

2016年07月07日木曜日

皆様こんにちは、先日行われたハイブリッド車の基礎を学ぶ講習に行ってまいりました。 こちらの講習ではハイブリッド車の基礎知識、それに伴う電気の知識を学ぶことができます。 IMG_8910ここ数年日本ではハイブリッド車の販売が増えて街で見かけることも多いです。当たり前になっていく一方で中身がどうなっているのか以外と知られていないのも現状かと思います。

ハイブリッド車とはエンジンに加え電気モーターが積まれておりその二つが力を合わせて走る車です。エンジン動力をモーターが補助することにより燃費が良くなる仕組みです。

普通の車より電気を多く使うためハイブリッドシステム用の大きなバッテリーが積まれていることも特長です。またそちらのバッテリーが約200ボルトの電圧を発生するため、自動車整備の知識とは別に電気の知識も必要とします。

今回の講習では実際に20型のプリウスを使って故障診断とハイブリッドシステムのバッテリーを取り外すという実習も受けることができました。今回の実習ではデンソー製の診断器 DST-Iを使用しました。

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IMG_8926-576x1024  

こちらの診断器はトヨタ車に強いモデルです。こちらを使うと、他の診断器よりもさらに詳しく故障箇所を絞り込むことができます。今回の実習車は、ハイブリッドバッテリーからの液漏れによる短絡という故障車です。IMG_0072従来の診断器では526というところまでしか表示されないのがデンソーの診断器では612というところまで絞り込んでくれます。これにより確実な故障診断と作業時間の短縮が期待できます。故障箇所が絞り込めた所で実際にバッテリーの取り外し作業に入ります。IMG_8922のコピーハイブリッドシステム用のバッテリーは後部座席の真後ろにあります。トランクの内貼り、リアシートを外す必要があります。そちらを外して補機バッテリーのマイナスターミナルを外します。矢印部分のオレンジの部分がサービスプラグになります。こちらを外すと高電圧回路が遮断される仕組みです。IMG_8934 高電圧回路を触る場合は感電を防ぐために絶縁手袋をしないと危険です。IMG_8935 IMG_8936IMG_8937バッテリーを外した後の写真です。バッテリーの重さは40キロほどありますので二人以上での作業が安全です。IMG_8938 IMG_8947内部は28個のセルに分かれていて1個あたり7.2V、28個で約200Vの電圧を発生します。  写真のオレンジの線が先ほどのサービスプラグにつながる線です。この位置で電源を遮断することで外に電気が流れなくなる仕組みです。IMG_8957今回の講習を受けた事によって、当店でも経験したことのない故障事例など様々な情報を得ることができました。これらの情報はお客様の車に不具合が起きた時の故障診断やこれから起こりうる故障を未然に防ぐ対策などに必ず役に立ちます。当店ではそういった情報や知識を集めるための活動をこれからも続けていきます。